久米島の偉人伝説 その1

海人とーちゃん

2008年09月22日 15:48

リヤカー式の屋台でおでんをつまみながら一杯飲むサラリーマンの
光景は沖縄では見かけない。
沖縄はたぶん全国で一番屋台が少ない県ではないだろうか。
特に久米島のような離島では皆無に等しい。

ところが実は昔、久米島にも屋台があったのだ。
それは今から約60年程前、終戦直後のことである。
ある一人の若い娘、年は二十歳前?が屋台の店をオープン
したのである。
その屋台は那覇でわざわざ特注したもので、それはそれは
たいそう立派なリヤカー式のものだったらしい。

久米島の繁華街に芝居小屋があった。娘はちょうどその
横で屋台を始めた。
場所がよく客は多かった。商売は繁盛したかのように見えた。
しかし、、、、、、、
当時は終戦直後で村人たちはみな貧乏だった。
しかも お腹は空いている。
客の多くはツケで飲み食いするのであった。
その娘は文句も言わず一生懸命働いた。
働いても働いても金が溜まるわけではない。
結局、店はつぶれてしまった。

 

まるで ”おしん” のようなこの娘はいったい誰だ?
今尚、ご健在なら年は80近い。
さらに調査を進めているいちに、ついにその娘を発見!
な、なんと、、、、、
糸数民宿のオバーだった。

 

久米島の「おしん」に感動した人は一発ありがとうございます。



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